あー美味しかった。↓

ichiran

ご馳走さまでした。ぺこ



月2~3回のペースで通っている「六本木一蘭」。

一欄の世界初「味集中カウンター 」。

一席一席が半個室になっている。


HPを拝見すると、

『母から子へ家庭の味を伝える台所。娘が味見を頼んだ瞬間、おしゃべりと包丁を止め
目をつぶり “味”のみに集中する母と、静まり返った空間。』


と書いてある。

なるほど。


島耕作も、福岡ハツシバ社長時代、部下に自分の後任として

次期社長に昇格を伝える場として、一蘭を選んでいる。

カウンター越しにラーメンを食べながらぼそりとひと言。

積年の苦楽を共にした同志。

多くを語る必要は無いという訳か・・




この「味集中カウンター」は特許を申請しているという。

特許庁が認可するかどうかは解らないけど、一見、

なんの変哲もないけど、経営的にはよく考えられている


地代の高い都会の飲食事業の肝となる、お客の回転率
そして一人あたりの占有面積

おしゃべりをやめて食事するため、回転が速い。

またひとりあたりの占有面積ははっきりしていて、
2人連れ、4人連れを配慮する必要がなく効率的に席が使える。


また、店内にも書いてあるとおり、
・味のみに集中して美味しく食事ができる。 
・女性もひとりでも入店しやすい。
というのは理にかなっている。

私の一人昼ごはんように、さっさと食べてさっさと出たい

というニーズの客も多いだろう。



他にも一蘭には、随所に経営の工夫や努力が感じられる。


正面のすだれには正統な歴史を感じさせる、麺の由来の説明。
(食べる前に気分が盛り上がる)

最低限の従業員数で足るための、電光掲示板ナビゲーション、

自動発券機。
(固定費を落として24時間営業)

他社の広告用のポケットティッシュの再利用。
(原価ゼロ)


などなど。


会社はよく知らないけど、経営者が優秀なのかな。