役員合宿を無事終えました。

yakuinka

今回は足元の懸案が少なく、終始和やかなムードで

会議が進んでいきました。


現在の役員メンバーは8名。

毎週木曜2時間のランチミーティングで顔を合わせ、
3ヶ月に一度はこうして合宿で長い時間を共有している。

年齢は全員32歳から36歳。
経営者としては脂が乗ってきた時期です。

皆仲がよく、お互いのコミュニケーションも円滑。

少なくとも当社の歴史上は、現在の役員構成は
『ベストチーム』だと思います。


そんな中、今回の役員会では大事な決断をしました。




(1)役員会の人数は最大8名までとする。

(2)役員は2年に一度、原則2名が入れ替わる。



現在の役員の年齢から考えて、他の社員から見れば、
後20年くらい居座りそうに見えるかも知れない。

だからと言っていたずらに役員のポストを増やして、
会議を機能不全にしたくはない。

全員ガチンコで議論するためには8名は会議体として
限界人数
だと考えてます。



すると上が詰まっていて、活躍して出世して役員になる
という道が失われたように見える。

サイバーエージェントの役員会は入手できる経営情報が
非常に多く、成長機会も大きい。



だから2年に一度、若手にその機会を譲るために、
8名中2名は交代することにしました。 

そうすると、社内にも2年後の2枠という解りやすい目標を
目指して頑張る人も
出てくるでしょう。


ただ選抜するメンバーは、社内の力比べではなく、あくまで

チームバランス。
最も優秀な人8名が役員になるわけではありません。

交代する役員も、退任や降格といったネガティブさが
漂う雰囲気にはしたくない。
あくまでその時の構成を考えた上での交代で、そして何度も
再任されるのも普通、といった感じにしたい。



とはいえ役員会で共通言語が皆と話せるようになるまで

新任役員は少なくとも半年はかかる


だから、短期的には役員交代のロスは大きい。

しかし、中長期的に見れば社内の活性化経営者人材の育成
のプラス効果ほうが大きいと判断しました。



この話を私から切り出したとき、他の役員は、


「素晴らしいと思うよ」

と、皆が大いに賛成してくれました。


ずっと一緒にやってきて、サイバーエージェントにとって

大事なものは何なのか。
他社に対する競争力は何か。

よく理解し合えているからだと思います。


そんな仲間を心から誇りに思います。かお



yakuinkai