小沢幹事長が「事情聴取に応じる」と回答したことが

ニュースになっているのを見て、ふと違和感を感じました。


今回は皆が「説明責任してほしい」と考えているポイントが

はっきりしてるので、

本人がブログに書いて説明してしまえばいいのに、

そうすれば事情聴取も何もないのに。

一切後ろめたいことがなくとも書きにくい理由が

何かあるかも知れませんが、それも含めて正直に

書いてしまったほうが私は良いと思います。

そう思ったのですが、ブログ文化自体が最近のものだから、

今後、世代とともに情報公開のあり方も変わっていくかも知れません。


先日読んだ「沈まぬ太陽」の4巻と5巻では、他人事ながら

怒りにワナワナ震えながら読みました。

企業内部での横領、賄賂、裏金作り、派閥工作、

下請けいじめ、マスコミや政界を巻き込んだ
嫌がらせなど、陰湿で卑劣な許せない行為のオンパレードです。

もちろん小説なので脚色された話だと思いますが、とはいえ

ちょっとモラルを踏み外すとどんな組織でも起こりうる話でした。

それと同時に、うち(当社)ではありえないかな・・
とも思ったのですが、そもそも官僚的な組織ではないのに

加えて、そんな悪行はブログなどに書かれてすぐにネットで

広がってしまうという、一種の抑制効果があるからです。

ネットでの健全な批判はまだまだ発展途上ですが、

経営も民主主義社会同様、適切に情報を公開し、透明性を

高めていくことは、健全な会社への第一歩だと思います。


当社は役員と社員の多くがブログを書いており、余程の例外を

除けば、発信する内容を統制するようなことはしていないので

上場企業の中でも珍しいほど透明性の高い会社だと自負しております。

私としては企業の透明性を高めるにはブログやtwitterなど、

外部に対してもオープンなものがお勧めですが、

旧来からある会社が急に同じことをするのは難しいかも知れませんね。

それも世代とともに変わっていくことを願います。