ちょうど1週間前の中締めの日、
広告代理店部門の変革 についての

社内説明を終えました。

今日お会いした大企業幹部の方に

おおまかな話をしたところ、
「創業者だからできるんだな。

うらやましいよ」

というお言葉をいただきました。

確かに今回の変革の内容は、
顧客、現場社員、取引先、株主

多方面に影響が及ぶものであり、

利害関係者を気遣って調整していては

とても実現できなかったと思います。

私も説明を終えて、後には引けなく

なってスッキリしました。

あとは前を向いてやりきるだけです。



1週間前の水曜日、
マークシティ21階での中締めには

今までみたことのないほど大勢の

代理店管轄の社員が大集合していました。

私も社内向けでは初めてと

言っていいほど、スピーチの内容に

過不足がないよう準備して臨みました。

ショックを受ける人や迷惑をかけてしまう

人もいるかも知れないので、

言葉を選ぼうかとも迷いましたが、

最初に、

「全て率直に、ありのまま話すこと

にしました。だから皆さんも、
現実を直視してほしい

とお願いしました。

今回の考えに至った背景、

我々が置かれている事業環境、

耳が痛い話や、

認めたくない事実など、

そして、今回の件で迷惑をかける人に

対しても率直に心苦しさを伝え、

今後期待していることを説明しました。

狙うべき将来像のイメージを示し、
今回の変革に必要な期間は2年
としました。

1年目で具体的な成果を挙げて、

2年目で大きな成果を残し、

新しい事業モデルを確立します。

この2年の間の優先事項は2つあり、
1位は今回の変革に必要な立ち上げ
を成功させること。
2位は既存事業の顧客との関係性を

守ること。としました。

変革にあたって、ほぼ全ての人材が

移行可能であることも伝えました。
それどころかネット業界で最もハイレベルな
事業集団が作れる可能性があります。



全て率直に話した甲斐もあって、
「現場でずっと感じていたことを、

社長にハッキリ言ってもらえて良かった」
というような感想をもらいました。
また多くの人がこの変革の当事者で

あることにワクワクしている手応えも
感じてます。

この変革を考えるにあたって、最近は

多くの本部にいる社員と話したり飲んだり

するようにしていますが、

見れば見るほど本部は人材の宝庫で、

優秀で意欲的で、モラルが高い人

がたくさんいます。何より愛社精神が

ほかのどの部署よりも強いと感じます。

生産性と収益性が低い分野から

生産性と収益性が高い分野へ

経営資源を移す

私としては経営者として普通に考えれば
当然の決断であると思ってます。

ただし、その決断には勇気と信念が
必要であり、それができない人や

目の前しか見てない人が、

色んなことを言うかもしれませんが、

信念を貫くことが大切です。


今回の広告代理店部門の変革は

過去最大のものとなるでしょう。

それはエキサイティングで

自らの手で時代を切り拓いていく

ものです。

当社は、あるアナリストがその名を

つけてから、「ネット専門広告代理店」
と呼ばれることがありましたが、

私はその呼ばれ方が嫌いでした。

確かに既存の広告業界から見た景色
ならばそう見えるのかもしれませんが、
我々から見た景色ならば、広告業は

全体の一部に過ぎません。

我々はネットビジネス総合企業であり、

本部も当然その一員です。

インターネット広告事業本部という

部門名称も、10月からは

ネットビジネス総合事業本部」という

部署名に、名称変更します。