金曜日に第一回プロデューサー総会を行いました。
渋谷ではたらく社長のアメブロ
プロデューサー職のみ約100名が参加。
当社のプロデューサー職の皆さんには

重要な意味を持つ総会でしたが、

第一回めは私が直接担当している

Ameba事業本部とネットビジネス総合本部に

参加者を絞って開催しました。
今回、枠組みをかなりエイヤで決めたので、

まずは理解と協力を得やすい部署からの

スタートです。

この日のために私が渾身の2万字書き上げた、

「ネット業界版 プロデューサーの定義」
これまでの自分のプロデューサーとしての

キャリアを凝縮させました。
渋谷ではたらく社長のアメブロ

今回の総会の目的は、プロデューサーの
・仕事を定義し、成果を明確化

・評価指標の数値化

この2つにあります。
普通の職種では当たり前の話なのですが、

「プロデューサー」という職種は社内外に

曖昧に使われていて、業界ごとにその重み

も違います。

サイバーエージェントでは、5年前に私が

Ameba総合プロデューサーを名乗って以来、

部下のプロデューサーと手さぐりで仕事を
始め、当社においての在り方を模索して

きましたが、仕事の定義も評価指標も

曖昧なままでした。


・仕事を定義し、成果を明確化

当社におけるプロデューサーの定義は、
プロダクト(製品)の責任者であり、
その評価は厳然たる成果主義である

としました。

プロデューサーに決断と責任を課し、

プロダクトの成果に対して責任を負う

ことにしたので、マネジメントに近い

仕事内容といえます。


・評価指標の数値化

今回、先日廃止したばかりのP職を

プロデューサーのみプロ職として
復活させました。

渋谷ではたらく社長のアメブロ

また、かなり難しいのは承知の上で
昇格基準を明確に数値化しました。

渋谷ではたらく社長のアメブロ
(数値は暫定で入れています)

プロ職に強いプレッシャーがかかる仕組みに

なったので、もちろん全員プロ職にならなくても

C職のままで大丈夫です。


今回、このような制度をスタートしたのは、

五里霧中であったプロデューサー職の

進むべき道の先に目印を打ったようなものです。

プロデューサー職も制作部門であり、

個人の自由な発想や柔軟性、芸術性

重要なのですが、

ベクトルが合っていてこその自由であり、

フリーの集団を束ねても会社の体を成しません。
プロデューサーという職種においても、

このゲームのルールに基づいて、
後は自由にのびのびと仕事して欲しいと
思います。


最後に、今回プロデューサーの定義

をまとめることになったきっかけは、
広告代理事業
の変革のためです。
代理店部門で働いていた多くの営業職や

マーケティング職などの社員が、断続的に

ネットビジネスのプロデューサー職に異動

しています。
変革の成功は、そのキャリア転換の成功

だとも言えます。

結論から言えば、BtoBからBtoCへの

キャリア転換は可能です。

しかし、それには新たな成果と向き合い、
新卒に
戻ったような気持ちで仕事に
取り組むことが
必要です。
つまり、一度完全に意識を切り替え

なければなりません。
そうすれば、やっている間に過去の経験
も活きることに気が付き、意外なほど早く

成果を挙げることができるでしょう。
そのために、「成果」とは何かを定義して

伝えることに力を入れたのです。

逆に今までのやり方に固執したり、

成果の定義が曖昧なまま働いていれば、

前の仕事と混同してしまい、大変遠回り
をすることになります。

今回、「プロ職」という基準を作ったこと、

「昇格の数値化」を行ったこと、

「プロデューサーの定義」を文章化したこと、

この3つは当社にとって大きな前進だった
と思います。