少し前の話ですが、とある社員に、

「社外とばかり会食してるみたいだけど、

社内から得る情報のほうが有益だよ」

と話した次の日に、別の社員に、

「社内とばかり会食に行ってるようだけど、

もっと社外の人と付き合わないとダメ」

と、2日連続で真逆の話をしていた
ことがありました。
我ながら(変だな)と思いつつつも、
適当な説明が見当たらないので

自分の中で保留にしておきました。

先ほどtwitterで見かけた人事役員の
曽山君の話はその答えに近いのでは

ないかと思います。

「1部上場企業の仕事ができる人を

調査したところ、情報を得る相手は

社内6割社外4割」

「慌てて社外のネットワーキングに
励むより、まずは社内の信頼関係を
築くことが大切」

社外の人にとっても、自分の会社の

情報もよく知らない人と付き合っても、
仕事上は意味がありません。
相手は得るものがないからです。

また、社内のことばかり詳しくても、

社外で何が起きているのかを

知らなければ、どこかで間違えます。
市場に出れば相対評価を受けるからです。

私は役員チームを形成する際も、

社内に強いタイプの人と、

社外に強いタイプの人を

意図してバランスよく配置しています。

社内、社外どちらかが得意になると、

心地が良くて更に偏るので要注意です。

業種や会社規模やポジションなどに
よって違うのでなんとも言えないですが、

社内6割、社外4割というのは割と

的確なのではないかと思います。

当社のように幅広く事業を行っていて、
自給自足の事業が多い場合は、
社内7割、社外3割くらいでも良い

かもしれません。