刑務所なう。/堀江 貴文
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堀江さんの獄中日記を読んでいるの
ですが、とても面白いです。

特に、時事ニュースに対する論評は、
知識の幅も広がり、見識にも磨きが
かかり、予言者か!と言いたくなる
箇所もいくつかありました。

元々ニュースジャンキーだった堀江さん
ですが、刑務所に入って、世の中の動向に
疎くなるのかと思いきや、逆だったようです。

毎日、たっぷり時間をかけて新聞を読み、
届けられた書物やブログのコピーなどにも
目を通して熟考する時間もあるのでしょう。

長い海外旅行の帰りに、飛行機の中で
日本の新聞を見つけると、食い入るように
隅々まで読みたくなりますが、
そんな感じでしょうか。


入所前、携帯中毒だった堀江さんが、
「携帯を手放せるのは、正直うれしい」
と言っていましたが、現代社会で失われた
大切な何かがそこにあるのかも知れません。

出所したら、堀江さんはまた深みのある人間に
成長しているのはないでしょうか。


「出所なう」の中で個人的に一番嬉しかった
のはここの記述。


渋谷ではたらく社長のアメブロ-ipodfile.jpg

「やる気が湧いてきた。
出所したら事業がんばるよ。」


入所前、
「宇宙開発にしか興味がない」とか
「ノマドになる」とか言っていて、
同じ経営者として切磋琢磨した間柄として
寂しかったのですが、
彼がまた事業を始めたら、面白くなりそうです。