本日は2012年の入社式でした。
渋谷ではたらく社長のアメブロ

今年の私からの祝辞は、「大志を抱け」
というメッセージにしました。

子供のころに何度も聞いた言葉ですが、

就職し、人生の方向がある程度決まった

今こそ、改めてここからの人生を考えることに
意義があるのではないでしょうか。
学生生活を終えてサイバーエージェントに

入社し、これから何をやりたいのか、

どうなりたいのか、その目標を持っているのと
そうでないのとでは、自己の潜在能力を引き
出せる量と、出せる成果が全然変わってくる
と私は思います。

大志といっても、3~5年でも、あるいは

10年でもいいので、少し中長期の目標を

立てることを推奨しました。
サイバーエージェントという会社自身、

常に大きな中長期目標を掲げてそれを

乗り越えてきました。
2000年に上場をめざし、

2004年に売上300億をめざし、

2008年に売上1000億をめざし、

いまは2013年の営業利益300億を
めざしています。
中長期目標を決めたと当初は、恥ずかしげ

もなくよく言えるなというほど、全く現実味は
なかったですが、言葉が未来の道標となり、

それに導かれるよに、不思議と今に至っています。

しかし、現実には大きな志を持つ人は

多くても、挫折する人や忘れる人や諦める人
がほとんどです。なぜでしょうか?


私なりに、大志を抱く人を途中で挫かせる、

5つのワナを新人に話しました。


1)現実を直視する。
大きな志を持つ人ほど、現実の自分との

ギャップに耐えられなくなります。
しかし、夢を実現するためには理想と現実の

ギャップを歯を食いしばって埋めていくしか

ありません。
現実から目をそらしてしまえば終わりです。


2)視点の高い人と付き合う
高い志を持ち、視点の高い人と付き合って
いれば自分はまだまだだと思えます。

逆に、ネガティブな人と付き合っていれば、
自分も引きずられてしまいます。

会社の上層部や、社外や同期でも視点の

高い人と意識的に付き合うようにするのが

モチベーションを維持できる秘訣です。


3)謙虚に

志が高い人ほど、一歩間違えば、
そうでない人や視点の低い人を下に見て
しまいます。
仕事は周囲の助けがなければできません。

謙虚でない人には誰も協力したくないので、

如いては損をするのは自分です。


4)マイペースで
同期の活躍に焦り、心が折れる人は実に

もったいないです。

自分が高い志を持って頑張っている時に、
相対的なものは関係ありません。
良い刺激を受けるのはいいですが、無駄な

嫉妬や劣等感は必要ありません。


5)達成できなくても気にしない

今の状態が1だとして100を目指すと、

ダメでも50か60まで頑張れたとします。

高い志を持たずに普通にやっていれば、

10か15だったかも知れないのだから、

それと比べれば大健闘です。
本当に達成できる人なんて、現実は一握り

なのです。
大志を抱き、頑張りぬいたこと自体に価値が

あると考えましょう。


以上、最近、話が長くなりがちなのを反省しました。




12のみなさん、チームサイバーエージェントへようこそ!


みんなで力を合わせて世界に誇れる素晴らしい会社を創っていきましょう!