今朝の日経の社説に、
「優れた社長をどう作るか」という

記事がありました。

その中の、「日本企業はリーダーの育成・
選抜にもっと早めに取り組む必要がある」

という提言に目が止まりました。

過去のしがらみを乗り越え改革を進める
には、幅広い知見や経験、人脈を築く

のが必要ですが、経営に携わる50歳

以降になって始めるのでは遅すぎるいう

趣旨です。

もちろん当社の場合、50歳以降という

年齢は無縁の話ですが、

それでもこの記事にひっかかったのは、

サイバーエージェントの社員も

経営に携わるようになるまで、

幅広い知見や経験、人脈が得られるような

異なる企業文化に接する機会が、

最近減っているような気がしたのです。

8人中、3人が新卒出身の役員という

構成にもなりましたが、
もう自社の純粋培養だけを揃えれば、

経営がうまくいく時代ではありません。

一方で、現在のサイバーエージェントの

事業展開は過去にもまして、

自給自足感を強めているので、普段

接するのも、食事に行くのも社内ばかり

という人が増えていると思います。
そうなってくると、社外の人と会うのが

億劫になって社内と話しているほうが楽
という状態になりやすいです。

以前、「社内6割、社外4割 」というブログ

を書きましたが、社内で成果を残して

いる人は特に社外との接点を意識的に

持つようにしたほうが良いと思います。

成果を残している人は特に、と言ったのは、
相手の社外の人にとっても、その会社の

有力な人ほど会う意味があるからです。
その逆は相手に混乱を与えやすいです。

将来のリーダーを育てていくうえでも、
幅広い知見や経験、人脈を築いていく

ために、積極的に社外交流を増やして

いきましょう

私自身も、最近意図的に社外の人との

会食を増やしています。