今日、安倍総理のFacebookから流れてきた

防衛大学卒業式の訓示。

photo:01




「批評するだけの人間に価値はありません」

「真に賞賛しなければならないのは、泥と汗

と地で顔を汚し実際に現場に立つ者です」

「勇敢に努力する者であり、努力の結果として

の過ちや、至らなさも持ち合わせた者です」

ルーズベルト大統領の言葉のようですが、

国防を支える立場になくても、
日々、現場に立って戦う我々も励まされる
言葉だと思います。

「批評するだけの人間に価値はない」
と言っていますが、もちろん職業としての

評論家や解説者は必要です。

しかし、我々事業会社は批評される側

の立場であって、そこで働く人が批評家に
なってしまってはいけません。

事業会社
↑↓
評論家、解説者

事業会社と批評する人ははっきりと立場

を分けるべきだと思います。
事業会社に居る人が批評家を兼務
して現場に立つ
ことはまずできない

と私は思っています。

実際、事業を会社で推進するということは、

無理と矛盾と理不尽と向き合って、

それでもなんとかしなければなりません。
自分の本当の実力を知らなければなりません。

現実と向き合うというのは、実は結構な
精神的な覚悟が必要な恐ろしいことです。

そこから逃げたくなったり、傷つくのを

恐れたときに、批評家の側にまわるという

甘い誘惑が待っています。
リスクのない立場で批判したり、

自分より実績がある人や努力している人を

評価できるからです。

一度そうなるとなかなか切り替えができず、
プライドばかりが高くなり、それが邪魔します。
現実と向き合えなくなるのです。
せっかく知識や教養が豊富なのに、
批評家タイプであるがゆえに仕事ができない
人を、過去に社内でもたくさん見てきました。

安倍総理の訓示のとおり、結局真に評価
されるのは、泥臭く努力する人で、
努力の結果としての過ちや、至らなさも

持ち合わせた人なのです。

過ちや至らなさがあれば、時に批評家に

厳しい評価を受けることもありますが、
我々は現場で戦っていることに誇りをもちましょう。