今日は13入社の皆さんの入社式でした。

昨晩、祝辞で何を話そうか考えていたら、

新入社員にぜひ伝えておきたいことが、

次から次へと頭に浮かび、

あっという間に100個は出てきそうな

勢いなことに気が付きました。

これは私に限らず、仕事をしてきた先輩

ならば新人に言いたいことはたくさんある

のではないでしょうか。

ということは、

ポイントを仮に5つに絞ったところで、

100分の5なので、ほとんど頭に残らない

ということに気が付きました。
(去年は5つ挙げています 。。)

だから、13入社の皆さんに伝えることは

断腸の思いで1つに絞りました。

「目線を下げるな」
です。

今年入社する皆さんは、震災後の大変

経済の見通しが厳しい環境で就活を

してきました。

しかし、入社する足元の経済環境は、
アベノミクスで明るい兆しが見えて、
政府が成長戦略をこれから発表する

直前であり、そこでITを国家戦略に
位置づける可能性が高く、
スマホはこれから収穫の時を迎える

タイミングだし、ベンチャー界隈も

これからまた盛り上がってきそうです。

そんな中、数ある会社の中でも

サイバーエージェントは、大組織で
ありながら、下手なベンチャーよりも
ベンチャー精神を維持していて、

成長意欲に満ち溢れています。

その一方で、まだ自信のない人に

とっても、研修制度や育成プランが

かなり充実している会社になったと

思います。

また、多くの新入社員が当社の

選社理由に挙げる、

「若いうちから活躍できる」

「成長できる環境がある」
ということに関しては、うそ偽りなく

本当です。

会社側も早く成長して、早く戦力に
なってもらうためにあらゆる努力を
しています。
人数が増えても才能が埋もれない
ように目を皿のようにして社内の

意欲ある人材を探しています。

だから、早く成長し早く活躍したい人に

とっては、とても良いタイミングで、

とても良い会社に入社したのでは

ないかと思います。

しかし、やる気に溢れて入社した人でも、
仕事をしているうちに自信をなくし、
本人の目線が下がってしまえば、

抜擢しようにも難しくなってしまいます。



それは、ひとつ落とし穴というか、

大きな罠のようなものであると

私は思っているのですが、
当社が大人数の大組織でありながら、

ベンチャー精神を維持しているのは

確かなんですが、

大組織の末端から入ると、どうしても

目線が下がり易いのです。

自分の先輩や上司もすごいのに、

組織のずっと上の社長や役員は

雲の上の存在だと思い始めたら
要注意
です。

これは大人数の罠で、逆に言えば、
同じ仕事をしていても、

少人数の会社で社長が近くにいれば、

目線は下がりにくいものです。

小さい会社のメリットはそこで、

大きい会社のデメリットはそこと

言っても過言ではないと思います。

目線をあげる方法は簡単です。

組織の上の人と飲みにいくか
食事に行けばよい
のです。

できるだけ上層部の人か、
子会社の社長や役員など、

経営に近ければ近いほど良いでしょう。

同期に悩みを相談していても、

同じ悩みを抱えていれば話していて

楽しいですが、目線を上げるという
意味で言えば、組織に所属している
以上、ほとんど解決しないと思います。

社外の意識の高い人でもいいですが、
場合によっては、会社の中での自分を

現実を直視できなくなったり、
同僚を見下したりするようになる人も
いるので要注意です。

組織のトップである私は、なかなか

気軽には飲みにいけなくなりましたが、
メールやFacebookなどのソーシャルを

通じてでもお気軽にお声掛けください。


13入社の皆さん、みんなの入社を
心から歓迎しています。

おめでとう!



渋谷ではたらく社長のアメブロ