渋谷ではたらく社長のアメブロ

今日は第2四半期の決算説明会でした。

私も上場企業の社長14年目なので、
さすがにもう慣れっこです。

慣れっこなのですが、
この無限ループのように続く四半期決算
のおかげでずっと緊張感が抜けず、
重圧から解放される時間はあまりなく、
眉間からはしわが取れない、
そう言っても過言ではないと思います。

2000年3月に上場して、
3か月に一回、
今回で40回目の決算説明会でした。
1度も欠席したことはありません。

ご参加頂く株式市場関係者は、
上の写真のように、
皆がダークスーツを身にまとい、
ファンドマネージャーやアナリストは
プレゼン中は下を向き、
決して私と目を合わせてくれません。

そんな会場の中でポツンと一人、
顔をあげてこちらを見て、私の話に
大きく頷いてくれる人はいます。
大抵その人は私個人を担当する
証券会社の営業の方です。

しかし、それは仕方ないことなのです。
ファンドマネージャーやアナリストも、
自分たちの顧客の大切な資産を預かり、
経営者の調子のいい話に騙される訳
にはいけません。
都合の悪いことを隠していないか?
何か落とし穴があるのではないか?
と慎重に接する必要があるのです。

たまに、席に座っている時点で既に
姿勢がななめになっている
アナリストの方もいらっしゃいます。

もちろん発行体(上場企業)の経営者と
なぁなぁの関係も、あってはならない
ことです。
売りを推奨するレポートなど書けなく
なってしまうからです。
だからきっと、説明会中は目があっても
冷たく目を反らされてしまうのだと
思います。
(顔見知りの方は説明会が終わると
フレンドリーに戻ります)

決算の説明会のプレゼン中は、
誰も目を合わせてくれないし、
面白いことを言っても全然うけないし、
手ごたえが得られず、
壁に向かって話しているような錯覚
に陥ることもあります。
でもそれももう慣れました。


そんな心がささくれそうな上場企業の
決算説明会ですが、
今日、スタートトゥデイ社(3092)が、
同じ会場の下のフロアで、我々の1時間前
から決算説明会を行っていました。

控室で証券会社の方に聞いた話によると、
なんと前澤社長以下全員半ズボンという
ファッションで登場し、
お土産にどら焼きを配っていたそうです。

そのどら焼きをおすそ分けしてもらいました。


渋谷ではたらく社長のアメブロ-image


あの重苦しい雰囲気の中、どうやって
半ズボンで登場したのだろう、、?

うけたのだろうか??

同じ上場企業のチャレンジャーに感服します。