昨日も書いた鈴木おさむさんとの会食中、
おさむさんから

「これフォーマット化しときたいよね」

というセリフを何度か聞きました。
その言葉に自分の中でハッとさせられ

たのですが、ヒットコンテンツを創り出す

ために、どれだけたくさんフォーマット
を持って
いるかというのは、

とても大切なことなのだと思います。

ゲーム会社の方から

「いちど素晴らしいループを新たに

発見したら、それで10年食っていける」
と聞いたことがありますが、

新しいフォーマットを自分でゼロから

創りあげることはそれほど難しく、
また受け入れられないものなのです。


自分の経営者の仕事を振り返っても

似たようなことがいえます。

新しく何かを始めるとき、

何か問題を解決するとき、

組織や人事を行うとき、
(あ、このパターンはあのフォーマットが
当てはまるな)
というように、キャリアを積むに従って、
何か既視感のような、いつか見た光景
というのが増えていきます。
経験を積めば積むほど、自分の記憶

の中にあるフォーマットの引き出し
の多様さが経営者の成長
なのだ
と実感するのです。


一方、ネットビジネスのプロデューサー
としての自分は、

未知なる分野であるスマホ事業に

注力してからというもの、

新しく開発するサービスとは、

いつもゼロベースで新鮮な気持ちで
向き合ってきました。

PCともガラケーとも違う、ひとつとして
同じものはないという心づもりで
取り組んできたのですが、

最近は日々の仕事の中で、

「あ、これはあのパターンが使えるわ」

と感じる頻度が増えてきました。

今後は、自分たちのノウハウをいちど
抽象化し、または論理化し、

フォーマット化して残しておくという
作業を怠らないようにしなければ

ならないと思います。


週明け月曜日には、

「2巡目、3巡目に手掛けるサービスで、

大ヒットを生み出す可能性がある」

というコンセプトのもと、

既に1度はスマホサービスを立ち上げた

経験があるプロデューサーを集めて、

新規サービスを生み出すための、

1日合宿を行います。

これまでフォーマット化してきた経験が
活きるとよいのですが。