今週、役員数名で飲んでるとき、

色々試すのが大事なのにね」

と日高がぼそっと言ってたのですが、
当社にいればそれは当然の感覚です。

事業の柱がどんどん変わりながら、

10数年も連続して成長し続けている
からです。

たくさんの新規事業に挑戦し、

たくさんの子会社を設立し、
たくさんのスマホ事業を試したから

その中から収益の柱となるような
今の事業が生まれ、育ちました。
そして今後もそうでしょう。

しかし、これを逆の見方をすれば、

こんなに失敗したのかと驚くほどの

数の失敗した事業が存在します。

失敗した事業がたくさんあるから、

成功した事業がたくさんあるのです。

にも関わらず、
失敗した事業を見つけると、

鬼の首を取ったようにそれを追求
してくる人もいます。

他社のことで申し訳ないですが、

大勢に全く影響ないのに、
「Denaはcommが成功してない!」

「楽天はKOBOがうまくいってない!」

「やばいんじゃないの?」
と言っているような話です。
実際、全然やばくないのです。

決算説明などでは目の前で、
人気ドラマ「半沢直樹」に出てくる
嫌な上役みたいな勢いで、

「どーするんですか!一体!」
みたいに言われることもあります。

そんな粗探しばかりしている人は

ネット業界の経営に向かないのは

もちろんですが、

大きな規模の成長を目指すなら、
そんなことを言われても動じない、
ハートの強さが必要です。

もちろんどれだけ多くの挑戦が
許容できるかは、

その会社の規模、資力、ステージ
によって
変わってきますが、

いちばん大事なのは、

経営者の器の大きさだと思います。

小さいことや目の前のことばかり

気にしてたらやってられないからです。