今週発売の、堀江さんの新刊「ゼロ」を
いち早く手に入れて読みました。

この本は発売前から随分気合いが
入っているように感じていましたが、
実際この本、すごく面白かったです。

堀江さんの著書はもう50冊を超える
そうですが、
ずっと強気を貫いてきた堀江さんが
自分の弱さをさらけ出して赤裸々に
書いたのは初めてではないでしょうか。

両親に対して抱いていた複雑な感情。

モテなかった時代のコンプレックス。

もう会えなくなった自分の子供のこと。

拘置所に届いたライブドア社員からの
色紙に号泣したこと。


出所後の今の堀江さんはとても充実
していて幸せそうです。

金持ちでも成功者でも不幸せそうに
見える人はたくさんいます。
そういう人は、被害者意識が強かったり、
他人を恨んだり妬んだりしているように
みえます。

堀江さんは罪を認めないまま懲役刑に
なった訳だから、世の中を恨んでいても
おかしくないはずですが、
誰かを恨んだり、過去を悔やんだりする
感じが微塵もないところが
幸せに生きる秘訣なのでしょう。

堀江さんは本の中で、
「過去を振り返っても事態は変わらず、
未来に怯えても先へは進めない。

かけがえのない今に全力を尽くす」
と言っています。

自分はもともとゼロであり、
また挑戦してゼロからイチを重ねて、
努力して成功し、
それを元手に掛け算していくのだ。

そんな挑戦者としての清々しさが、
本書からとても良く伝わってきました。


ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく/ダイヤモンド社
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