先ほど受けてた取材で、マンチェスター・

ユナイテッドのモイーズ監督の話題が

出たのですが、私は香川選手が好きで、
彼が出場するプレミアリーグの試合は
ほとんどと言っていいほど観ています。

しかし、マンUは2013-14シーズンに入り、
ファーガソン監督からモイーズ監督に
交替してからというもの、
成績は低迷が続き、香川選手の出番も

減ってしまいました。

日本時間で今朝行われたシティとの一戦、
マンチェスターダービーも、ホームで
0-3と惨敗を喫しています。

私自身はもともとマンUファンという
訳ではなかったのですが、試合に

負けると、
(香川を出さないモイーズが悪い!むかっ
とネット上のネガティブなニュースや
掲示板の悪口を自ら探し出し、
自分と同意見の人を見つけては、
(そうだそうだ!ぱちぱち
と賛同していました。

そんな自らの行動を顧みて、
なるほど、ネガティブな感情を持つと、

ネットではそれと同意見の人にばかり

目がいくものなのかと気付いてみたり
もしました。


早くモイーズ監督が解任されて、

戦術的にも香川選手が合う監督に

替わればいいのに。。

そんな風に考えていた私ですが、
ふとしたきっかけで、リーダーとして
難しいかじ取りを余儀なくされている
モイーズ監督の立場が、なんだか
気の毒に思えてきました。

サッカーの監督は、組織のリーダーと
同じく、ビジョンを掲げ、戦術を決め、

選手起用に至るまで全てに最終的な

決定権をもっています。

監督が下したその決定が正しいか
どうかは、結果でしか判断のしようが

ありません。

当然、勝てば全てが正しいかの
ように絶賛され、
負ければ全てが
間違っているかの
ようにぼろくそに言われます

サッカーはなかなか点が入らない

ストレスが溜まるスポーツだからか、
その高低差は他と比べても大きい
ような気もします。

先日、英サン紙に掲載された
マンUが「まぬけ」に転落した10の理由
という記事を見ると、戦術が悪い、

選手起用が悪い、監督の態度が悪いと、

何から何まで全てが悪いように
言われてます。

これはリーダーの宿命のような
事象ではありますが、
負けている局面の舵取りはとても
難しい
ものです。

メディアに批判されるだけでなく、
サポーターからも愛想をつかされ、

チームの選手からも不信感を持たれ、
オーナー(株主)も信じてよいのか

迷い始めます。

つまり負のスパイラルに陥りやすい

のです。
こうなると、何かを変えようとしても、

支持を得られず、不信感を持たれ、
それが原因で裏目に出てしまい、
結果が出ず、更に状況を悪化させる

ことになってしまいます。

この不信感の連鎖とも言うべき

負のスパイラルからすぐに脱する、

最も簡単な方法は監督を交替させる

ことです。

それは組織のリーダーと同じく、

非常に孤独な立場であると思います。

前任のファーガソン監督は長期政権で

あったので、その分楽だったと思います。
既に実績があったので反対勢力を
黙らせることができたし、
短期の結果を跳ね飛ばせるだけの

立場が既にあったからです。

組織のリーダーも、
新しいものを始めたとき、
逆境に立たされたとき、
良い結果が出るまでの時間は、
今のサッカーの監督のように難しい

局面を迎えます。

結局、騙し騙しであったとしても、
少しづつ結果を積み重ねていくしかない

のですが。


話は逸れましたが、モイーズ監督は

もっと香川を起用してください泣