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最新号で大幅にリニューアルした、
日経ビジネスアソシエ。
約10年続いている私の連載も、
「藤田晋の成長論」とタイトル変えました。

今回は、女性が職場で輝けるのは
「出世」に縛られないから
というテーマで書きました。

当社の女性社員は輝いているとよく
外部の人にお褒めいただきますが、
彼女たちは、出世して輝いていると
いうより現場で活躍しているように
見えます。

男性と比べると出世を強く意識している
ようにはみえず、それがむしろ良い方向に
作用しているのではないかという
仮説を立ててみました。


社内会議などで見られる風景ですが、
一応社内で最高権力者ともいえる
社長の私に叱られた時、男性社員だと
「おれもう終わった・・orz」みたいに
落ち込む人がいます。
それと比べると、女性社員は上司に
何か言われても負けん気を出してくるか、
悔しがっても動じない人が多いです。

このような現象は、男性のほうが
良くも悪くも「出世」を意識している
からではないかと思います。
出世は向上心という意味では
もちろん良いことですが、
クリエイティブな組織においては
一方で弊害もあります。

出世を意識するようになると、
上司や会社に合わせるように
なり、
個人の柔軟な発想や創造性、芸術性
といったものは
失われがち
な傾向になるからです。

現在は一般企業においても
組織力で勝負する時代から、
現場の創造性で勝負する時代に
変わってきています。

当社のようなメディアやコンテンツを
展開する会社なら現場の創造性が
重要なのは言うまでもありません。

出世を望まなくても、現場で活躍し、
評価される体制を築いていくことが、
とても大事なことだと思います。