先ほどAmeba新体制キックオフを行いました。

7月24日の決算説明会で
Ameba構造改革を発表 し、翌日

社内説明、8月1日には異動を完了。
そして本日キックオフと、
800人の異動を伴う改革を一気呵成の
スケジュールで行いました。

一気呵成にやらなければ難しかった

ので、不本意な異動になった人や、

能力を活かしきれない配置になった

人もいると思います。

一旦異動を完了してもらった上で、

今後、個別に人事部門で丁寧に
対応して行くつもりです。


そのお蔭で今回の構造改革の
第一ステップは成功できたと
思っています。

まずはポジティブに受け止めて、

改革に協力してくれた社内の皆さん
に御礼を
言いたいと思います
(ありがとうございます)

以前「採用で大事なこと 」というブログに

書きましたが、
「この会社には素晴らしい人が集まって

いる。目的を変えたほうがいいのなら

そうしよう」と社員が考えてくれることは、

環境変化に合わせて事業転換が
頻繁に行われるネット業界
では
とても大事なことです。


広告代理店部門の変革 の時も感じ

ましたが、これこそ当社の強みだと

思います。

アメーバ事業部の人員を

1600名→800名に削減
800名は新たな成長分野へ

これが今回の構造改革の趣旨です。


多くの人を巻き込む大胆な経営判断

だったので、いろんな人から、

「いつ頃から考えていたのですか?」
「いつ決心したのですか?」

と言った質問をされましたが、

正直に言って、何日も思い悩んで

決めた訳ではありません。

ある日突然、呼吸をするように
自然に
決めました

それほどこのタイミングでのこの決断に

私としては自信を持っています。

会社の業況は、この2014年9月期、

過去最高益を大きく更新する見込み
であり、決してジリ貧の状況では

ありません。

また、Ameba事業部も人員を半分に

減らすからと言って、縮小均衡に

向かうものではありません。
むしろその逆で、更に大きく伸ばす

ために必要なプロセスだと考えた
からです。

我々は、過去2011年の変革の時に、

広告代理店部門の人員を、スマホ

部門への異動に伴い大きく減らし
ましたが、逆に引き締まって、

現在の大きな成長に繋がったことを
経験しています。

スマホの黎明期に、100の新規事業

を立ち上げる過程で、効率や計画を

度外視でスピード優先で肥大化させて

きたAmeba事業部門は、どこかで

一度仕切り直しが必要であることを

私はずっと感じていました。

また、異動して新たな成長分野に

携わる多くの人たちも、
立ち上げから運用まで十分な経験を
積んだ人材です。

ヒットを出せる確率は格段に高まって
いる筈です。

間違いなく人材は我々の最も
重要な経営資源
です。

スマホのサービス分野で、
これほど重要な経験を積んだ
人材を数多く抱えた会社は

他にはないと思っていますので、

この構造改革を機に個々の人材が

もっと活きる体制に変えて
もう一段大きく伸ばして行きたいと
思っています。

我々の会社の現場は気合いが

入っています。現場の頑張りが
報われるには、報われる枠組みを
経営者が用意しておかなければ

なりません。
歴史ある大企業でも、経営者が

大事な問題を先送りしていたり、
現状に満足していて、

経営者の気合いが足りないために
現場のがんばりが報われて

いないような会社はたくさんあります。

「気合いの入った経営をやる」

私はそのつもりで決断しました。

必ず最後までやり遂げたいと

思います。





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