今週の日経ビジネス「社長が選ぶ
ベスト社長」の特集で名前を挙げて
頂きました。

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私は「人づくり」の面で評価頂けたようです。

もちろんこれは嬉しいのですが、このことで

ある話を思い出しました。


それは私の「後継者」についてです。

先日、とある大企業の次期社長を選ぶ
立場だった人にお会いしました。

私はどのように後継者を選んでいくのか

に興味があったので、尋ねました。



「どのようなプロセスで社長を決めたのですか?」

「候補者は他にも複数いたよ」

「その中でなぜ○○さん(現社長)だったのですか?」

「それは簡単だよ」

「?」

「○○が一番人を育てたからだよ」


私はこの言葉にはっとしました。

最も功績を挙げた人ではなく、

最も人を育てた人にトップを任せる。

良い人材を採用し、育成して、

社員の活力により業績を伸ばせる

ように創り上げてきた我々のような
会社を経営するにあたり、とても
重要な考え方だと思ったからです。

人を育て、その可能性に賭けるという

ことに対する価値観が違うリーダーに

トップが入れ替わってしまえば、

我々の会社の競争力は根本から
揺るぎかねません。

今後、私がどのタイミングで交代し、

その後、誰が社長を選んでいくのか

は現時点では全く分かりません。

でも、創業者からの遺言状というか、

サイバーエージェントの家訓
のような
ものとして遺しておくべき
言葉かも知れないと思います。

そのくらいこの会社は、人を育て

伸ばすことで辻褄が合うように

事業内容や人事制度、社風など

全体が設計されているからです。

もちろん、「人を育てた、それだけ」
ではダメですが、絶対条件で

あることは確かだと思います。

自分も忘れないようにブログに

書き残しておきました。