今朝の初セリで大間の本マグロが史上最高額の3億3360万円で落札されたニュースが流れていました。
 
そういえば昨年末のAbemaTVの納会での私の挨拶で
 
「我々は止まると死ぬマグロと同じ。来年も、絶え間なく話題性があって面白い番組を作り続け、機能の追加やサービスの改善を積み重ね、広告や課金あるいは新規のビジネスモデルを創り出し、マネタイズし続けなければならない」



そんな話をしました。

 

実際我々のやるべきことははっきりしています。

 

広告事業やゲーム事業が好調のうちにと、次の中長期的な柱となり得る事業を立ち上げてきました。

このまま投資を続け、一定規模のマスメディアに育てあげ、マネタイズに成功し、そこまで漕ぎ着けて晴れて柱の事業と成れるか、そうでないかです。

 

2019年になり、AbemaTVはもうすぐ3年が経とうとしています。

AbemaTVだけでなくサイバーエージェント全体的に、ここ数年はずっとかなりの攻めモードでやってきました。ここらで一度、会社全体を筋肉質にしておく時期かも知れません。

 

世界経済は足元不安定さが増し、日本の景気も先行き不透明な時期に入ってきました。正直どうなるかは分かりませんが、ネットバブルやリーマンショック、あるいは大震災を経験してきただけに、そのようなコントロール不能な状況でも経営者の言い訳は一切通用しないことも知っています。

常に最悪の事態には備えておく必要があります。

 

不透明な時代ですが、それでも一つだけ確かなことがあります。

インターネットによる社会変革はこれからも続くということです。後ろに戻ることはありません。それもゆっくり進んでいるかに見えて、長い歴史でみれば猛スピードで変化していきます。

 

その変化の速度に負けないように、誰よりもスピード感を持ってやりきる。

それが生き残るための一番大事な条件と言えるでしょう。

 

今年の抱負を聞かれたら「マグロ」。

 

 

 

「止まれねんじゃねえ、止まらねえ」

 

(理由/般若)

 

 

 

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